平文の正体に迫る
皆さんは平文というものを聞いたことがあるでしょうか。
一般の人からすればほとんど馴染みのない言葉である。
平文というのは暗号化するための方法、すなわち暗号化アルゴリズムに入力される情報のことを言います。
ちなみに暗号化アルゴリズムで出力したものは暗号文です。
平文と聞くとテキストだけだと思われがちになるが画像などでも用いることがある。
クリアテキストと呼ばれることもあるが、クリアテキストとは暗号化されずに意味が理解できて蓄積されるデータの形式である。
平文とは完全に同じ言葉ではない。
平文は暗号化のように誰かに隠しておくような処理が行われない。
つまりそのままの状態で誰でも見れるということである。
なのでパスワードや個人情報など秘密にしておかなければいけない情報をインターネットなどで平文のままの状態で送信してはならない。
これはコンピュータのセキュリティにおいて基本的なことである。
しかし初期の頃はインターネットではセキュリティが考慮されてはいなかったためにパスワードをそのまま送信していたようだ。
ですが、現在でも平文は使われています。
暗号化に対応してものを使うと暗号化デバイスを使わなければいけなかったりCPUの負荷が増加するなどの不便なところも多いので平文を使う場合もあるのだ。
平文を使う場合もあるけれども企業の中には暗号化されていないメールにパスワードを入力して送ってくるケースもあるのだが、大企業や有名企業がこのように平文メールでパスワードなどの秘密にしておかなければいけない情報を送ってくるのは考えものである。
またネット上にはそんな平文メールでパスワードを送ってきた企業の名前などが公開されていることがあります。
もし気になるようであれば検索してみると良いかもしれません。
こうして平文のことを調べてみると普段私たちが何気なくインターネットなどを利用している場面でも平文というのは使われていることがわかりました。