学者たちを虜にした文字

海外旅行される方もいると思いますが、海外でもエジプトへ行ったことある人はどのぐらいいるでしょうか?

「ヒエログリフ」

聞いたことのある人もいると思いますがこの言葉はエジプトととても深い関係にあります。

ヒエログリフというのは古代エジプトで使用されたヒエラティック、デモティックと並ぶ文字の1つです。

エジプトの遺跡にはこのヒエログリフがほとんどの場合記されています。

しかし、古代エジプトの人の多くが使っていたにも関わらず途中で使われなくなり読み方さえも忘れ去られてしまった。

さらにヒエログリフがいつ使われ始めたのかは現在でも解明できていないのである。

このことについては私は初めて知りました。

ですが、エジプトの遺跡から出土したものにはこのヒエログリフを使っていることが多いのでかなり古くから使われていたことが考えられる。

また紀元前3000年頃のエジプトではヒエログリフとヒエラティックは分けて使用されていた。

ヒエログリフは石碑で使用するための正式な文字であり、紙に手書きをする場合はヒエラティックを使う。

そしてこのヒエログリフは文字の特徴などからいろんな人たちの関心を集めていた。

こうなると多くの学者たちがヒエログリフの解読に挑もうとした。

16世紀と17世紀で解読に挑んだ学者たちは尽く解読に失敗した。

19世紀になりフランスのジャン=フランソワ・シャンポリオンという学者がようやくヒエログリフの解読に成功した。

この学者が解読に成功したことにより、ヒエログリフの研究が進んだ。

現在ではヒエログリフは昔と比べると簡単に読めるようになっている。

このように古代エジプトの1つの文字ではあるが、ヒエログリフで書かれている内容がどんなものなのかについて研究している学者たちを知るとどこかロマンを感じる。

私はエジプトには行ったことがないが、もし行ける機会があるならヒエログリフが彫られている石碑を見てみたい。